1960年、フランク・シナトラ主演で制作された映画『オーシャンと十一人の仲間』を、2001年にスティーブン・ソダーバーグ監督がリメイク。主人公ダニエル・オーシャンをジョージ・クルーニーが演じ、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チードル、ケイシー・アフレックなど豪華キャストが窃盗団を結成。次々と大掛かりな窃盗で相手を出し抜き、人気シリーズとなりました。
2018年にはダニエル・オーシャンの妹、デビー・オーシャンをサンドラ・ブロックが演じ、女性版オーシャンズとして新たな続編も制作されています。
「男性版」オーシャンズ・シリーズ
オーシャンズ11
4年間服役していた窃盗のプロ、ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)が、仮釈放中に銀行の金庫襲撃を企て、8人の窃盗プロ集団を集めて実行するクライム・サスペンス。
オーシャンも信用する参謀的存在ラスティをブラッド・ピット、伝説的泥棒を父に持ち、自身も窃盗のプロを自称しながらチームではガキ扱いされるライナスをマット・デイモン、オーシャンたちが今回狙った巨大金庫の所有者で極悪非道な大富豪ベネディクトをアンディ・ガルシア、その恋人でオーシャンの元妻でもあるテスをジュリア・ロバーツが演じています。
オーシャンズ12
シリーズ2作目。前作の被害者である大富豪ベネディクト(アンディ・ガルシア)が、盗んだ大金を利子付きで返却するようオーシャン(ジョージ・クルーニー)たちを脅迫。場所を変えヨーロッパで数々の窃盗を企てるものの、世界一の泥棒を自称するナイト・フォックス(ヴァンサン・カッセル)にことごとく先を越され、窮地に立たされます。
前作でヨリを戻し、オーシャンと再婚したテス(ジュリア・ロバーツ)が人手不足のため新たに窃盗団メンバーとして加わるほか、ラスティ(ブラッド・ピット)の元恋人でユーロポールの捜査官、イザベル(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)も登場します。
オーシャンズ13
シリーズ3作目。かつての仲間・ルーベン(エリオット・グールド)に非道な裏切りを仕掛け廃人同様にしてしまった大富豪バンク(アル・パチーノ)。ルーベンの敵討ちとして再集結したオーシャン(ジョージ・クルーニー)たち窃盗団は、かつての仇敵ながら同じくバンクを恨むベネディクト(アンディ・ガルシア)とも手を組み、バンクが経営するリゾートホテルの壊滅作戦を企みます。
「女性版」オーシャンズ・シリーズ
オーシャンズ8
前作までの主人公ダニー・オーシャンの妹、デビー(サンドラ・ブロック)が、旧友ルー(ケイト・ブランシェット)たちと新たに女性窃盗団を結成する新シリーズ。
女性窃盗チームの標的となる女優ダフネはアン・ハサウェイが演じた他、ケイティ・ホームズ、キム・カーダシアン、カイリー・ジェンナー、ジジ・ハディッド、ヘイリー・ボールドウィン、マリア・シャラポワ、セリーナ・ウィリアムズといった女優・モデル・スポーツ界の美女たちが本人役でカメオ出演しています。
前作までの主人公だったダニー・オーシャンは死去したことになっており、今作ではダニーの墓も登場しました。前3作すべてに出演していたバーニー・マックがシリーズ後に死去したこともあり、ジョージ・クルーニーは以降のオーシャンズ・シリーズに出演しないと明言しています。