第82回(2009年度)アカデミー賞、主要6部門の受賞結果

第82回アカデミー賞授賞式は、2009年の映画を対象とし、2010年3月7日(現地時間)にアメリカで開催されました。

前年まで「5本」だった作品賞のノミネート本数が、この年から「10本」に変更されています。このルール変更により、これまでであれば作品賞に選出されなかったであろうと思われる『第9地区』や、アニメーション作品の『カールじいさんの空飛ぶ家』もノミネートされました。『カールじいさんの空飛ぶ家』はアニメ作品としては史上2回目の作品賞ノミネートとなりました。(前回は1991年の『美女と野獣』)

『アバター』のジェームズ・キャメロン監督と『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督が以前に婚姻関係だったことがあり、両作品が多数ノミネートされたことから「元夫婦対決」などとメディアで大きく煽られていました。

結果は『ハート・ロッカー』が作品賞や監督賞を含む6部門を受賞(『アバター』は3部門)。キャスリン・ビグロー監督は女性監督して史上初めて監督賞を受賞しています。

主演女優賞を受賞したサンドラ・ブロックは悲願のオスカー初獲得。前日には別の作品でゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の最低主演女優賞にも選ばれ、無視する俳優女優陣が多い中、サンドラはラジー賞の会場に乗り込んでウィットの効いたスピーチで喝采を浴び、史上初めて同時に「最高の賞と最低の賞を受賞してスピーチした女優」と絶賛されました。

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助演女優賞:モニーク

受賞 モニーク 『プレシャス』
ノミネート ペネロペ・クルス 『NINE』
ノミネート ヴェラ・ファーミガ 『マイレージ、マイライフ』
ノミネート マギー・ジレンホール 『クレイジー・ハート』
ノミネート アナ・ケンドリック 『マイレージ、マイライフ』
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助演男優賞:クリストフ・ヴァルツ

受賞 クリストフ・ヴァルツ 『イングロリアス・バスターズ』
ノミネート マット・デイモン 『インビクタス 負けざる者たち』
ノミネート ウディ・ハレルソン 『メッセンジャー』
ノミネート クリストファー・プラマー 『終着駅 トルストイ最後の旅』
ノミネート スタンリー・トゥッチ 『ラブリーボーン』
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主演女優賞:サンドラ・ブロック

受賞 サンドラ・ブロック 『しあわせの隠れ場所』
ノミネート ヘレン・ミレン 『終着駅 トルストイ最後の旅』
ノミネート キャリー・マリガン 『17歳の肖像』
ノミネート ガボレイ・シディベ 『プレシャス』
ノミネート メリル・ストリープ 『ジュリー&ジュリア』
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主演男優賞:ジェフ・ブリッジス

受賞 ジェフ・ブリッジス 『クレイジー・ハート』
ノミネート ジョージ・クルーニー 『マイレージ、マイライフ』
ノミネート コリン・ファース 『シングルマン』
ノミネート モーガン・フリーマン 『インビクタス 負けざる者たち』
ノミネート ジェレミー・レナー 『ハート・ロッカー』
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監督賞:キャスリン・ビグロー

受賞 キャスリン・ビグロー 『ハート・ロッカー』
ノミネート ジェームズ・キャメロン 『アバター』
ノミネート リー・ダニエルズ 『プレシャス』
ノミネート ジェイソン・ライトマン 『マイレージ、マイライフ』
ノミネート クエンティン・タランティーノ 『イングロリアス・バスターズ』
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作品賞:『ハート・ロッカー』

受賞 『ハート・ロッカー』
ノミネート 『アバター』
ノミネート 『しあわせの隠れ場所』
ノミネート 『第9地区』
ノミネート 『17歳の肖像』
ノミネート 『イングロリアス・バスターズ』
ノミネート 『プレシャス』
ノミネート 『シリアスマン』
ノミネート 『カールじいさんの空飛ぶ家』
ノミネート 『マイレージ、マイライフ』
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最多ノミネートは『アバター』と『ハート・ロッカー』がそれぞれ9部門。ジェームズ・キャメロンとキャスリン・ビグローの「元夫婦対決」が注目されました。最多受賞は『ハート・ロッカー』の6部門、次いで『アバター』の3部門でした。

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